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異種間受精とは、異なる種同士の精子と卵子が受精する現象です。ごく近い種であれば、たとえばウマとロバの間にラバが生まれるということも珍しくありません。ただし、あまりにかけ離れた種では精子と卵子が出会っても、受精はできないのです。なぜなら、卵子にはその種特有の透明帯という膜があって、同種の精子でなければ入ることができないからです。それはそうですよね。どんな種の精子と卵子でも出会って受精卵ができてしまえば、この世の中には雑種ばかりになってしまいます。 ただ、バイオテクノロジーの技術を使ってこの膜を取り去ってしまえば、理論上は受精させることができます。それでも、その受精卵から新種が誕生するということはありません。生物の受精卵は、精子に由来するオスの染色体と卵子に由来するメスの染色体を半分ずつ組み合わせて、新たな細胞として生まれ変わるのです。種によって染色体の総数は異なりますから、異なる種の染色体を半分ずつ出し合っても、その数が異なればセットにはなりえません。そんなわけで、異種間での交配によって雑種が生まれることは基本的にあり得ないわけです。 人間の男がメスの豚や羊、人間の女がオスの馬や犬と交合するという獣姦も、ふつうに行われてきました。それでもやはり、異種間での受精は成立しません。というよりも、妊娠しないことが分かっていたからこそ続けられてきたのではないでしょうか。 |
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