妊娠
 膣内に射精された精液の中には数億の精子がいて、子宮の中をのぼり卵管の先端に達します。一方、卵子は成熟すると卵巣から卵管へと排卵されます。排卵された卵子もまた卵管に運ばれて、ここで精子と出会うと受精が成立。つまり、排卵の時期にセックスすると妊娠の可能性が高いというわけですね。
 妊娠したと思ったらまず、本当に妊娠したのかどうか確認してみてください。月経は受精しなかった子宮内膜の血液が不要になって体外に排出されるものですから、妊娠するとその血液は排出されず、もちろん月経もありません。予定日を2〜3週間も過ぎてまだ月経が来ないとか、高温期が20日以上続いているという場合が妊娠の可能性を示唆する一つの目安になるでしょう。
 ただ、だからといって、必ずしも妊娠したとは判断できません。なぜなら過度なダイエットによって生理が無くなってしまうこともありますし、妊娠したかもしれないというストレスによって生理が遅れたりすることもあるからです。逆に、妊娠していても生理予定日に不正出血することもありますから注意してください。妊娠したときの不正出血は量も少なく、期間も短いですからすぐに気付くことでしょう。いずれにしても、妊娠したのかどうか、正しい判断を1日も早くすることが大切です。
 妊娠すると、 乳房が張る、乳首が痛い、食欲がない、体がだるい、熱っぽいなどの症状が表れます。思い当たる節があれば、まず市販の妊娠判定薬で確かめてみてください。この判定薬は薬局で売られていますし、1000円程度なので負担も少ないでしょう。妊娠すると胎盤になる絨毛からホルモンが出されますが、妊娠判定薬はそれが尿に含まれているかどうかで妊娠を判断します。陽性となったらすぐに産婦人科で精確な検査を受けて下さい。受精後3週間経てば子宮内に胎嚢ができ、それを超音波によって検査します。
 なお、妊娠は病気ではないので、保険がききません。病院で検査を受ければ1万数千円はかかってしまうでしょう。焦って行く必要はないと思いますが、心配であればやはり早めに受診してください。入院せずに中絶できるのは妊娠12週未満までですから。妊娠は最後の生理のあった日から数えますので、2〜3週間生理がないと思っているときにはすでに妊娠6〜7週になっているのです。12週を過ぎてしまうと、人工流産を選択せざるを得ません。

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