出産
 少量の出血のある「おしるし」がみられるようになるといよいよ出産です。陣痛が10分間隔くらいになった時点で入院し、子宮口が十分に開いたら分娩台にあがることになります。かといって、すんなり生まれてくれるとは限りません。初産の場合は、陣痛の開始から12〜15時間かかるといわれています。陣痛促進剤を積極的に投与する医師もいますが、副作用もあるのでお勧めはできません。もちろん、母体の疲労もあるのでまったく使うなとは言えないのですが、ただ出産を早めるためには使って欲しくはないのです。
 今では出産は病院でするのが当たり前になっていますけど、昔は自宅出産がふつうでした。それが、子どもが生命の誕生に接するいい機会になっていたことは間違いないでしょう。そのような経験のなくなってしまったことが、簡単に人を殺す社会をつくってしまったような気がしてなりません。
 病院で出産するのが一般的になったのは、戦後からです。病気でもない出産を病院でするのもどうかとは思うわけですが、ただ、出産による母子の死亡率が減ったことは確かでしょう。出産というのは、命がけで行うものです。子どもが助かれば自分はどうなってもいいと言いながら、亡くなったお母さんもかつてはたくさんいました。
 最近、産院で産みたいという女のコも増えています。自分のスタイルで出産をしたいということはとてもよいことだと思います。産院と病院がもっと緊密に連携して、自然分娩はできる限り産院でして、万が一のときには病院に、というのが理想ではないでしょうか。
 なお、出産も妊娠と同じように病気ではないので保険はききません。ただ、出産の場合は、後日、健康保険から出産の祝い金がでます。

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