膣内のpH
 pH(ペーハー)は、液体に含まれる水素イオン濃度を数値化したものです。pH7.0を中性として、それより低い数値のときを酸性、高い数値のときをアルカリ性(塩基性)とよんでいます。
 人体のpHは、普通7.2〜7.3の弱アルカリ性ですが、膣内のpHだけは何と4〜5の強酸性に保たれているのです。これによって外部から侵入してくる雑菌を死滅させることができるのですから、人体の神秘を感ぜずにはいられません。では、どのようにして膣内が強酸性に保たれているかといえば、デーデルライン桿菌という菌の働きによるものです。この菌がブドウ糖を分解して乳酸をつくり、酸性を維持しているのです。
 もちろん、このままの状態では膣内に射精された精子も死滅してしまい、妊娠できなくなってしまいます。そこで排卵日が近づくと、弱アルカリ性の子宮頸管粘液が分泌されて膣内は中性に変化します。そのうえ、精子は、弱アルカリの精液に守られて射精されてきますので、受精のチャンスを逃しません。
 女性の膣内には生後まもなくからデーデルライン桿菌は存在するようですが、これが活発に活動するのは体が大人へと変化するころなので、セックスするときに雑菌が体内に侵入するのを防ぐようにうまくできているのでしょう。そうは言っても、セックスするときには清潔にしてください。アナルセックスをしたあとに、ペニスをそのままヴァギナに挿入したりすることは論外としても、男のコに汚い指でヴァギナに挿入してもらうことのないようにお願いします。女のコのカラダはデリケートなので、すぐに膣炎などになってしまいます。

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