月経と引力
 女のコの月経(生理)の始まりの日は、満月と新月の前後に多いという統計があります。太陽の光を反射して輝く月は、月が太陽の反対方向にくると満月になり、地球から見て月が太陽と同じ方向にあるときに新月となります。満月・新月の時は、月と太陽の引力が相乗されて海水の干満が最大になる大潮を引きおこすのですが、科学的な根拠を知らない昔の日本人も、何か関係があると考えていたのでしょう。初めて迎える月経を、初潮と名付けています。ちなみに、月齢の1月は約29.5日ですが、これは平均的な月経周期に等しく、女のコのカラダそのものが月と無関係ではいられません。
 魚類が満月の夜に集団で産卵することは知られていますが、どうやら人間も同じなようで、満月や新月の前後に出産は集中しています。さらに、25万例の出産記録から人間の受精から出産までの期間を調べたある学者は、人間の妊娠期間は月齢9ヵ月、すなわち265.8日にぴったり一致すると報告しました。ほかにも調べてみると、膣や乳房も、実は周期に従って日々変化していることが明らかにされています。女のコのカラダって、ほんと神秘的だと思いますね。
 月の引力は、海の水を引き寄せて潮の干満をつくり出すほどの強い力を持っているわけですから、体内の80パーセントが水でできている人間の身体にも影響を与えずにはおきません。また、女性ホルモンと男性ホルモンを比べると、女性ホルモンのほうがより水、電解質バランスに影響を受けやすいということも関係しているようです。逆に男性の方は、そうした月の周期を感じることができません。自然の周期を体内時計で計ることをやめてしまったのでしょうか。

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