幽閉
 幽閉は、宮刑という刑罰の一環として行われていました。この宮刑というのは、中国の歴代王朝において行われた死刑につぐ極刑で、性器を使用できなくしてしまうものです。死なずにすんだとはいえ、生きる楽しみがあったのかどうか・・・それは分かりません。
 史書によれば、宮刑によって男は「去勢」され、女は「幽閉」されたといいます。つまり、男の場合はペニスを切られてしまったわけですね。それでそのまま、後宮に仕える宦官にされてしまいました。後宮というのは、宮中において皇帝の奥さんたちが居住している空間のことです。唐の詩人白楽天(はくらくてん)は、『長恨歌(ちょうごんか)』のなかで玄宗皇帝の時代、「後宮の佳麗三千人」であったと歌っています。生殖能力のない宦官なら、皇帝の奥さんたちに近づいても危なくはないと思われていたわけです。
 女の「幽閉」は、確かな記録がないのではっきりとは分かりません。文字通り、宮中に監禁されたとする見解もありますが、実際に、膣を閉じてしまう刑が行われたと考えられています。尿道口はあけられていたのでしょうが、いやはや何とも恐ろしいことですね。
 女性器を観音様として拝んでいた日本人にはとても考えられない刑罰です

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