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「処」という字は「ところ」と読み、「所」と同じ意味です。ひとつの場所に留まっている女のコ、つまり未婚女性を処女と言っていたわけです。ただしこれは、日本だけで使われていたわけではありません。朝鮮では未婚の男女を「総角処女(チョンガクチョーニョ)」といっています。総角とは、未成年男子がしていた髪型の名前。男のコは成人しても結婚するまでその髪型をしなければならなかったので、転じて独身男性を指すようになったものです。 ではなぜ、未婚女性を意味する処女が、現在のようにセックスを経験していない女のコというようになったのでしょうか。そもそも前近代には、処女性に価値を見いだしていなかったという見解もあります。実際、安土桃山時代に日本を訪れていたイエズス会の宣教師ルイス・フロイスは、「日本の女性は処女の純潔を少しも大事にしない。処女でなくても結婚できるし、名誉も損なわない」と書いていました。でも、それは処女性の価値とは異なるものだったのでしょう。 江戸時代の遊郭では、初めて店にでる遊女はわざわざ張形などで処女膜を破っていたといいます。つまり、一口に処女喪失といっても、処女膜を貫通することと、初めてセックスすることとは意味が違っていたわけですね。 現代でも、オナニーで処女膜を破ってしまう女のコもいますし、性的虐待や強姦などで不本意に処女膜を破ってしまう女のコもいます。でも、たとえ処女膜はなくても、精神的な純潔性をたもっていればいつまでも処女でいられるのではないでしょうか。 |
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